写メ日記、ちゃんと更新していますか？

「書かなくちゃだめなのはわかっているけど、面倒」
「毎日何回も書いているから、もうネタがないよ！」

わかります、その気持ち。よく理解できます。

たった数十文字でも、一日何回も更新するのは大変ですよね。

まして毎日となると、よほど筆まめな女の子でもない限り、ネタが続かなくなるのも当然です。

かくいう私も今でこそライターというお仕事をしていますが、キャスト時代は写メ日記の更新が正直面倒でした。

思い返してみると、あの頃の私って本当にダメダメでしたね。タイムマシンでン年前に戻って、自分を引っ叩いてやりたい気分です。

当時の私は、写メ日記の「使い方」をまるで間違えていました。

一応、スタッフさんから言われる通り、更新は一日数回、真面目にしていたんです。

でも目立った成果はなく「写メ日記見たよ」と言ってきてくれるお客様はほぼゼロ。

なんで？　こんなにがんばって更新しても意味ないじゃん。ていうか、もうなにを書けばいいのかわかんない！

そんな負の感情が膨らんで、写メ日記への苦手意識はつのるばかり……。

でも、ライターになった今の私ならはっきりとわかります。

当時、写メ日記が苦手だった理由――それは「お客様目線」が足りなかったからです！

当時の写メ日記を読み返してみると、こんな内容がほとんど。

うーん、ショボいし、ありがち。これじゃダメですよね。はぁ～（深いため息）。

あ、つい前置きが長くなってしまいました。

そんなわけで、今回のコラムではそんな私の反省を踏まえて「お客様に刺さる」写メ日記の書き方をアドバイスしてみようと思います。

現役時代に、私が写メ日記を書くにあたって工夫していたことをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

※この記事は、以前「わたでき」に書いたコラムの内容をアップデートしたものです。

いい写メ日記はお客様の心理を知ることから

写メ日記を書くとき、内容が何も浮かばないからって日常生活のとりとめもない出来事をつらつらと書いている人はいませんか？

なにを隠そう、私もそうでした（お店のスタッフに促されて毎日鬼更新していた頃なんて、特に）。

それでは効果がなかなか出ないのは当たり前。写メ日記は「日記」という名前がついていても、普通の日記とは違うんですから。

いや、別に日常のことを書いてもいいんですよ。でも、それを読みたがるのはコアなファン＝リピーターだけ。

写メ日記を集客ツールと考えるなら、潜在的なユーザーに振り向いてもらえるように日記＋αの発信をしていくことが不可欠です。

では、そのためにはどんな内容を書いたらいいのでしょうか？

そのカギとなるのが、さきほど挙げたお客様目線です。

写メ日記にどんな内容を書くかをクリアにするには、そうした顧客の心理や行動パターンを知っておく必要があります。

まずは、上記の①ですが、写メ日記を見るお客様の行動パターンは……

こんな風に考えられるでしょう。

上記を理解できたなら、②③も答えは自ずと出ます。

これらを頭に入れておけば、どんな写メ日記を書けばいいのか逆算できますよね。

そう、写メ日記でお客様が抱いている①～③の不安要素を解決してあげればいいんです！

はい。では、私の過去の経験も踏まえて「集客力が上がる」写メ日記の書き方をレクチャーしていきましょう。

集客力に効果あり！写メ日記の書き方10例

写メ日記を集客に結び付けるコツは、お客様にあなたとのプレイを【自分事】として具体的にイメージしてもらうことです。

そのために私が実践していた具体的な事例を10個ご紹介します。

写メ日記の書き方1：遊び方のヒントを与える

「イキやすい」とか「敏感」という言葉はお客様にとても刺さりやすいパワーワードですよね。

それだけに、このワードはいろんな写メ日記に登場しています。もはや常套句と言えるぐらい。

例えば、上の「NG例」を見てみてください。こういう写メ日記って普通にありますよね。一見合格にも思えますが、なぜこれがNGなのでしょうか？

そう、内容が薄いんです。あまりにも写メ日記でよく見かけるので、インパクトに欠けていて、かえって集客効果が薄れてしまっています。

それに比べて「OK例」の方はどうでしょうか。

こちらは、ただ「気持ちよかった」という事後報告だけではありません。

といったポイントが簡潔に書かれています。

このような写メ日記は、お客様が≪自分もこうすれば女の子に悦んでもらえるんだ≫というイメージを具体的に掴みやすいのがメリットです。

風俗遊びをするお客様は、プレイスタイルの「正解」を求めているもの。そうしたお客様に対して「こうするといいですよ」とヒントを与えて、不安を解消してあげる。そうすることで、写メ日記を集客に結び付けられます。

写メ日記の書き方2：お客様の欲望を文章にする

潜在意識という言葉を聞いたことがありますか？

潜在意識とは、本人も気付いていない心の奥の意識。自覚がなくても、本人の行動や思考に影響を与えている秘めた意識のことです。

風俗では、このお客様の潜在意識をくすぐってあげることが集客効果を発揮します。

……え？ ちょっと言っている意味がわからない？　では、ざっくり説明しますね。

人間の行動や精神状態は、無意識のうちに「性欲」の影響を受けているのだそうです。フロイトという昔の偉い精神分析学者がそう言っています。

例えば、ある男性が「なぜか仕事が手に付かない」「どうもモヤモヤして気分が落ち着かない」と落ち込んでいたとしましょう。

この場合、その男性の不調は、実は欲求不満が溜まっていたことが原因だったりします。

だから、写メ日記でその潜在的な欲望を明文化して、背中を押してあげるんです。

とお客様に気付かせて、風俗に行く目的をはっきりさせてあげれば集客力は飛躍的にアップします。

写メ日記の書き方3：ペルソナを意識して書く

例えば、お客様がM寄りな男性だった場合に「OK例」の写メ日記の書き方が刺さりやすいのは想像できますよね。なぜなら、後者の方が「この子なら、自分の欲求を満たしてくれそうだ」と思ってもらえるからです。

このように、写メ日記を書くときは読み手の属性をイメージして、お客様のタイプを明確にすることが大切です。

こうして絞り込んだターゲット像を、専門用語でペルソナと呼びます。

ペルソナの設定は、写メ日記以外にマーケティングなどでも有効です（私が今やっているブログライターのお仕事にも役立っています）。

写メ日記の書き方4:あえて全部を語らない

心理学用語に、ツァイガルニク効果というものがあります。

ツァイガルニク効果とは「完結した情報よりも未完成で中途半端な情報の方が印象に残りやすい」という人間の心理を指すワードです。

例えば、テレビを観ていて、クライマックスの場面でCMを挟まれると続きが気になりますよね。

写メ日記のタイトルを書くときは、このツァイガルニク効果を応用するのが効果的。

結末まで明かさない方が、お客様に続きを知りたいと思わせて集客に結び付きます。

上に挙げた写メ日記でも「OK例」の方が明らかに印象に残ると思いませんか？

写メ日記の書き方5:特別感をアピールする

人間は「限定」という言葉に弱い生き物ですよね。だったら、写メ日記にも、その習性を利用しない手はありません。

○○限定というワードで、レア感やスペシャル感を演出しましょう。

今でしか得られないメリットをアピールすることで、予約が入りやすくなりますよ。

もちろん、多用するとプレミア感がなくなってかえって逆効果です。使い過ぎには気を付けてくださいね。

写メ日記の書き方6:あえて逆張りをしてみる

人間には、禁止されると興味を持って、逆にやりたくなる習性があります。これを心理学用語でカリギュラ効果と言います（人間の心ってやっかいですね！）。

その習性を利用したのが、このテクニック。

この書き方は、禁止することで興味を持たせながら、メリットをアピールするのがポイントです。

上に挙げた「OK例」を見てください。

この写メ日記ではお客様に電マ責めへの関心を持たせると同時に、潮吹きというメリットまでアピールしています。

まさに、一石二鳥の上等テクですね！

写メ日記の書き方7:数字でアピールする

情報発信をするとき、データ＝数字を添えると信ぴょう性がグッと高まります。

数字というエビデンス（証拠のこと）があると、つい信じたくなる――そんな人間心理を利用すると、写メ日記も効果的な情報発信ができます。

いかがですか？

数字を具体的に出す方が、自分の魅力が伝わりやすいのがわかりますよね。

写メ日記の書き方8:お客様の声を紹介する

ウィンザー効果って、聞いたことがあるでしょうか？

ウィンザー効果とは「人間は発信者からの直接の情報よりも利害関係のない第三者が発信する情報を信じやすい」という心理傾向を意味します。

風俗の口コミなどは、まさにこれ。

キャストが直に長所をアピールするのと、利用したお客様がそのキャストの長所を語るのとではどちらがより説得力があると思いますか？

後者の方が説得力ありますよね。

言うまでもありませんが、ヤラセやサクラの口コミは逆効果なので却下ですよ。

写メ日記の書き方9:幸せな未来を見せる

だいぶ前ですが『風俗行ったら人生変わったwww』という小説が話題になりました。

ストーリーを要約すると、恋愛下手な童貞青年があるデリヘル嬢と出会ったおかげで人生が好転するというお話です。

風俗で遊ぶお客様は、嬢との運命の出会いを求めています。

そして、その出会いによって人生を劇的に変えたいと望んでいたりするものです。

そうしたお客様の潜在的な欲求を、写メ日記で上手に利用してみましょう。

こういった手法は、セールスレターなどでもよく使われます。

その「商品」を手に入れることで、今よりもちょっといい未来が実現できる――そんな明るいビフォーアフターをお客様にイメージさせることがポイントです。

写メ日記の書き方10:擬音をたくさん使う

エッチな漫画や小説を読むのが好きな女の子は、擬音の大切さが理解できると思います。

「くちゅくちゅ」「ぴちゃぴちゃ」といったいやらしい音や喘ぎ声の表現って、リアルなイメージが伝わってきますよね。

写メ日記を書くときも、このテクニックが有効です。

「OK例」の方が、はるかに読み手が興奮しそうだと思いませんか？

写メ日記が上達するための工夫

私は現役風俗嬢だった頃ポルノ小説家になるのが夢で、ある女流官能作家を尊敬していたんです。

その先生が、ある本にこんなことを書いていました

文章の一番の上達方法、それは“模写”することです

当時まだ写メ日記の書き方がよくわからなかった私は、これを読んでハッとしました。

それに気付いてからは、いろんな女の子の写メ日記を読んで研究するようになりました。そのおかげで、今までの悩みが噓みたいに目に見えて成果が出せるようになったんです。

写メ日記が上達するために私が実践したこと――それは具体的にはこんなことでした。

1：気になる写メ日記を定点観察する

風俗で働いていると

（この子、ステキだな）

と思わず憧れたり

（この子には負けたくないな）

とライバル視したりするキャストが一人や二人いますよね。

同じお店のキャストでも競合店のキャストでもいいですし、先輩のお姉さんでも後輩の妹分でもかまいません。

そうした気になる女の子の写メ日記を観察すると、書き方やネタのヒントになることを学べたりします。

ここでチェックする内容は、まず下記の２つだけで大丈夫。

忙しいときに、他人の写メ日記の中身なんていちいち覗いていられませんよね。だから、とりあえずさらっとタイトルだけを眺めてみてください。

ついでに、更新時間もチェックしておきます。

ここでチェックするのは、一日何回更新されているのか、更新時間はどれぐらいの間隔なのかといった事柄です（この程度なら、お仕事やプライべートの空き時間にチェックしてもそれほど負担にはならないはず）。

そのうち、写メ日記の定点観察に慣れてくると、投稿の「傾向」が掴めてくると思います。「どの時間帯」に「どんなタイトル」の投稿をしているか――などなど。

それが掴めるようになったら、そこで初めて中身を読みます。

と言っても、全部チェックするのは面倒なのでしません。チェックするのは、タイトルを見て気になった投稿のみ。

これだけで、写メ日記の書き方が上達します。

本当は上手な投稿を“写経”（書き写して模写することを私はこう呼んでいました）するとさらに効果的ですが、写メ日記程度の短文なら読むだけで十分。

読みながら「どんなネタを書いているのか」「どうアピールしているのか」といったエッセンスを吸収して、脳内リライトしてしまいましょう。

（言うまでもありませんが、パクリはダメですよ）。

その２：タイトルから写メ日記の中身を想像してみる

この方法にあるテクニックをちょい足しすると、写メ日記文章術をさらに飛躍的にアップさせることができます。

それは、日記の中身を読む前に、タイトルから内容を想像するということです。

（私なら、このタイトルだったらこんな内容の日記を書くな）とまず予想して、その答え合わせのつもりで読んでみるんです。

そうすることで、頭の中で自然に写メ日記を書く練習ができるようになります。

さらにスキルアップを目指すなら、写メ日記のタイトルをもっと掘り下げてみましょう。

写メ日記ではタイトルが命なのは言うまでもありません。

写真の撮影テクニックはもちろん大切ですが、タイトルはもっと大事です。

※写真の撮影テクニックについては下の記事をご覧ください。

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上述した「1」で読んだ写メ日記も、タイトルが気になったから読みたくなったはず。

つまり、気が利いたタイトルには、読ませるためのテクニックが詰まっているんです。

数ある中からどうしてそのタイトルが目を惹いたのか――そのコツがわかると、写メ日記を書くのがどんどん楽しくなってきますよ。

ちなみに、私は現役時代、タイトルを考えるときに心理学を参考にしていました。

心理学と言ってもそんなに難しいものではありません。誰でもごく自然に使っているテクニックです。

例えば、こんなタイトル。

「お仕事で疲れているお兄さまへ」

一見、何の工夫もないタイトルに思えるかもしれませんが、ここでは「バーナム効果」という心理学を応用しています。

バーナム効果とは、誰にでも当てはまるざっくりしたことを言って「当たってる！」と思わせる心理テクニック。街角の占い師さんが「あなた、最近なにか嫌なことがありましたね？」とかやるアレですね。

上に挙げたのはほんの一例ですが、興味がある方は心理学を勉強してみるといいですよ。意外と面白いし、役に立つと思います。

写メ日記は伝え方が9割！ 書くときに注意したいポイント

読みやすさを心がけること

写メ日記を書くときは、読み手のことを考えて見やすさを意識しましょう。

ポイントは下記の5つ。

写メ日記は、短文が基本です。

最近はスマホで見るお客様が多いので、あまり長文ではない方がベター。写メ日記の内容は、テーマを絞って簡潔に書きましょう。

書きたいことがいっぱいあって、どうしても書き足りない場合は何回かに分けて書くのがおすすめ。その方が、続きが気になるお客様が継続して読んでくれます。

嘘は書かないこと

お客様をだまして得することはありません。むしろ、損をすることの方が多いです。

例えば、実際には潮吹きの経験がないのに「今日もいっぱい潮吹いちゃった♡」と書いたらどうでしょうか。

一定期間は「釣り」に引っかかったお客様が来て忙しくなるかもしれません。でも、ほとんどのお客様はリピーターになってくれず、離れていきます。

最悪の場合、掲示板やSNSに悪い口コミを書かれてしまう可能性も……リスクが大きすぎです！

貴女がお買い物をするときのことを想像してみてください。広告と実際の商品があまりにも違い過ぎたら、ガッカリしますよね。それと同じ理屈です。

少しだけ「盛る」ぐらいならギリOKですが、嘘は絶対に書かないようにしましょう。

まとめ

いい写メ日記を書けば指名率アップにつながり、リピーターが増えれば収入が増えるので風俗女子にとっては一石二鳥です。

でも、写メ日記を一日に何回も更新し続けるのって面倒ですよね。

面倒だと思ってしまう理由は、結果が出ないからです。お客様が入って、稼ぎが増えるという成果がついてくれば、更新するのがむしろ楽しくなることでしょう。

そのためにも「お客様目線」を意識することを忘れないでください。

写メ日記を書くときは

といった工夫をすることです。

あなたも写メ日記の上手な書き方を習得して、高収入を目指してくださいね。

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