「書かなくちゃいけないのはわかっているけど、面倒だな」
「一日何回も書いてたらもうネタがないよー。どうしよう」
わかります、その気持ち。よーくわかります。
たった数十文字でも、一日何回も更新するのは大変ですよね。
まして毎日となると、よほど筆まめな女の子でもない限り、ネタが続かなくなるのも当然です(「筆」と「まめ」って、なんかエッチですね笑)。
かくいう私も今でこそブログライターというお仕事をしていますが、キャスト時代は写メ日記の更新が正直面倒でした。
ブログで好きなことを書くだけならいいのに、集客ツールとして意識した途端に身構えちゃって何を書けばいいのかわからなくなってしまったりして。
今回はそんな私が現役時代に写メ日記を書くにあたってしていた工夫をご紹介してみたいと思います。
写メ日記の生産に困っている方は、参考にできることがあればぜひ真似してみてくださいね。
写メ日記が上達するための工夫とは
その1:気になる写メ日記を定点観察してみる
風俗で働いていると
(この子、ステキだな)
と思わず憧れたり
(この子には負けたくないな)
とライバル視したりするキャストが一人や二人いるでしょう。
同じお店のキャストでも競合店のキャストでもいいですし、先輩のお姉さんでも後輩の妹分でもかまいません。
そうした気になる女の子の写メ日記を観察すると、書き方やネタのヒントになることを学べたりします。
ここでチェックする内容は、まず下記の2つだけで大丈夫。
・更新時間
忙しいときに、他人の写メ日記の中身なんていちいち覗いていられませんよね。だから、とりあえずさらっとタイトルだけを眺めてみてください。
ついでに、更新時間もチェックしておきます。
ここでチェックするのは、一日何回更新されているのか、更新時間はどれぐらいの間隔なのかといった事柄です(この程度なら、お仕事やプライべートの空き時間にチェックしてもそれほど負担にはならないはず)。
そのうち、写メ日記の定点観察に慣れてくると、投稿の「傾向」が掴めてくると思います。「どの時間帯」に「どんなタイトル」の投稿をしているか――などなど。
それが掴めるようになったら、そこで初めて中身を読みます。
と言っても全部チェックするのは面倒なのでしません。チェックするのは、タイトルを見て気になった投稿のみ。
これだけで、写メ日記の書き方が以前よりも上達しているはずです。

なります。
少なくとも、私にはこの方法は役に立ちました。
私は以前、ポルノ小説家に憧れていて、この方法はその頃尊敬していた某女流官能作家の先生が「文章の一番の上達方法は“模写”すること」と何かの本に書いていたのをヒントにしたんです。
実際に書き写さなくても、写メ日記程度の短文なら読むだけで十分。
読みながら「どんなネタで書いているのか」「どんなアピールの仕方をしているのか」といったエッセンスを吸収して、脳内リライトしちゃいましょう(言うまでもありませんが、パクリはダメですよ)。
その2:タイトルから写メ日記の中身を想像してみる
「その1」の方法にあるテクニックをちょい足しすると、写メ日記文章術をさらに飛躍的にアップさせることができます。
それは、日記の中身を読む前に、タイトルから内容を想像するということです。
(私なら、このタイトルだったらこんな内容の日記を書くな)とまず予想して、その答え合わせのつもりで読んでみるんです。
そうすることで、頭の中で自然に写メ日記を書く練習ができるようになります。
さらにスキルアップを目指すなら、写メ日記のタイトルをもっと掘り下げてみることをおすすめします。
写メ日記では中身はもちろん、タイトルがとても大事なのは言うまでもありません。
※写真の撮影テクニックについては下の記事をご覧ください。
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……「その1」で読んだ写メ日記も、タイトルが気になったから読みたくなったはず。
つまり、気が利いたタイトルには、読ませるためのテクニックが詰まっているんです。
数ある中からどうしてそのタイトルが目を惹いたのか――そのコツがわかると、写メ日記を書くのがどんどん楽しくなってきますよ。
ちなみに、私は現役時代、タイトルを考えるときに心理学を参考にしていました。
心理学と言ってもそんなに難しいものではありません。誰でもごく自然に使っているテクニックです。
例えば、こんなタイトル。
「お仕事で疲れているお兄さまへ」
一見、何の工夫もないタイトルに思えるかもしれませんが、ここでは「バーナム効果」という心理学を応用しています。
バーナム効果とは、誰にでも当てはまることを言って「ん? これもしかして俺のこと?」と思わせる心理テクニック。街角の占い師さんが「あなた、最近なにか嫌なことがありましたね」とかやるアレです。
また、こんなのもあります。
「あの映画の続編、早く観たいよー!」
こうしておくと、これを見た男性は「どの映画のことを言ってるのかな」と気になります。
このように、完結した情報より未完成で中途半端な情報の方が印象に残りやすく、心理学ではこれを「ツァイガルニク効果」と呼んでいるそうです。
ここで挙げたのはほんの一例ですが、興味があるかたは心理学を勉強してみるといいですよ。意外と面白いし、役に立つと思います。
ネタに困ったときは「木戸に立ちかけせし衣食住」
というわけで、私が現役時代に写メ日記で工夫していたのは以上。これだけです。
え? 拍子抜けしました?
肝心な中身の書き方は教えてくれないのかって?
うーん。中身の書き方は他の皆さんがネットに色々なノウハウを挙げているので省こうと思ったのですが……
わかりました、ご紹介しましょう。
私の場合、写メ日記の内容は「テンプレート」をアレンジしながら使い回して、なるべくラクをするように心がけていました。
日々の写メ日記に書くネタって、大体パターン化していますよね(変わった出来事があった日は別ですけど)。
私がよく使っていたのは、ベタですが「木戸に立ちかけせし衣食住」というやつ。
木(き)
「気候」に関する話題。導入部のあいさつに便利です。
(例)「今日は寒いですね。よかったら温まりにいらしてくださいね」
戸(ど/と)
「道楽」。
自分や相手の道楽(趣味)を話題にします。最近はまっていることをアピールして、キャラ作りに役立てることもできます。
に
「ニュース」。
「〇〇のニュース、見た人いる?」などと話題になっているトピックを振ってみます。ジャンルは、スポーツや芸能などが無難でしょう。
立(た)
「旅」。
「〇〇に行ってみたい」「△△に出掛けてきました」といった話題です。ただし、あまりリアルに書くと身バレする危険もあるのでほどほどに。
ち
「知人」。
友達のちょっと笑えるエピソードなどの軽い話題がおすすめです。
か
「家庭・家族」の話。
あくまでも軽い話題が鉄則です。身内だからといっても悪口はNG。もちろん、身バレにならない程度にね。
け
「健康」。
「最近、肩こりがひどくて……よく効くお薬教えて!」みたいな内容がいいでしょう。当たり前ですが、性病の話題はNGですよ。
せ
「性・セックス」。
好きなプレイや得意技などの話題です。もちろん、下ネタもあり。ただし、キャラによってはあまり下品になりすぎないように注意。
し
「仕事」の話題。
自分の仕事について書くときは、悪口などネガティブなことは書かないように気を付けましょう。
衣食住
ファッションや食べ物に関する話題です。
「住」については「こんなお部屋に住みたいな」といった内容になります。今住んでいる家についてリアルに書くのは、もちろんアウトです(身バレやセキュリティーの関係上)。
ざっとこんな感じ。これを意識するだけでも、ネタに困ることはなくなるでしょう。
この他にも、私は「記念日」をよく話題にしていました。
記念日ってマイナーなものもいっぱいあるし、どんどん新しいものが出てくるからネタはいっぱいあって助かるんです。
直近なら、私が一番おすすめしたいのは4月1日の「ほぼカニの日」。
「なにそれ」って、気になりませんか?
「ほぼカニ」というのは、カニ風味のかまぼこのことです。味が本物のズワイガニにそっくりとテレビ番組で取り上げられて評判になりました。
ここから、エイプリルフールに本物のカニと「ほぼカニ」を食べ比べて、楽しい嘘で食卓を盛り上げてほしいと「ほぼカニの日」が新しく制定されたのだそうです。
そんなトリビアを披露してみたり、「ほぼカニ」にひっかけて「ほぼ〇〇」で大喜利にしたりするとなかなか面白くなりそうです。
……とまあ、こんな感じで、ネタを広げていきましょう。
「もっと他のテンプレートも教えてほしい」という方は、写メ日記のコツを解説した下記の記事も参考にしてみてくださいね(テンプレートの具体例をいくつかご紹介しています)。
まとめ
いい写メ日記を書けば指名率アップにつながり、リピーターが増えれば収入が増えるので風俗女子にとっては一石二鳥です。
でも、写メ日記を毎日、一日に何回も更新し続けるのって大変なことですよね。
それをクリアするコツは
・お手本になる写メ日記をよく研究して(パクるのではなく)真似る
・ネタはなるべくテンプレート化して、アレンジしつつ使い回す
といった工夫をしてみることです。
あなたもぜひ写メ日記の上手な書き方を習得して、お店のNo.1を目指してくださいね。